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Chapter.20 [ じゃんけんゲーム:5 引数]

■引数

さて、前回までで、手順1~5までを解説しました。今回から解説するのは手順の6番目『6:双方の役を元に勝負を判定』です。
実はこのじゃんけんゲームの最大の難関でもあり、処理の中心的な役割を果たす部分が、この手順6のところです。気合を入れて取り掛かりましょう。

今回は掲題のとおり、『引数』について解説します。この引数という概念も、プログラミングに欠かせない概念です。覚えれば確実に実力アップですので、頑張ってくださいね。

引数というのは、『データの橋渡し役』と考えると一番わかりやすいのではないかと思います。プロシージャとプロシージャの間で、データをやり取りするときには、非常に重要な役割を果たします。

例え話として、こんな話をしてみましょう。

あるところに、お使いロボットがいます。彼は、依頼されたとおりに、一品残らず完璧にお使いして手に入れてきてくれます。なんともすごいロボットです。
でも、彼は自分で考えてお使いしてくることはできません。あくまでも、お使いしてくるべき商品というデータをもらって、初めて機能するロボットなのです。彼は今日も、ご主人の無理な注文に応えるべく、ライトぴかぴか街を歩き回ります。


さて、この『お使いロボット』を、『プロシージャ』に置き換えてみるとどうでしょうか。

あるところに『じゃんけん』というプロシージャがあります。このプロシージャは、じゃんけんの役を元に、勝負を判定することができます。しかも、自分でコンピューターの役をランダムに決める機能を持っています。
でも、このプロシージャは、プレイヤーの役を自分で考えて決めることはできません。あくまでも、プレイヤーが決めた役というデータをもらって、初めて機能するプロシージャなのです。今日もじゃんけんというプロシージャは、淡々と勝負を判定し続けます。


上の例で言うところの、『データ』こそが『引数』なのです。

今回と次回の2回に分けて、実際に役を判定する部分のプログラミングを解説しますが、それはあくまでも『プレイヤーの決めた役』というデータがあってこそ、意味を持つプログラムに他なりません。ですから、まずは引数という概念をしっかりと理解し、プロシージャからプロシージャへ、データを渡すやり方を覚えましょう。


■引数の使い方

引数を使うためには、2つのステップが必要です。

1:引数を受け取るプロシージャの準備
2:目的の場所で引数を指定してプロシージャを呼び出す

この2つです。

前回の講座で、2番目の部分、つまり他のプロシージャを呼び出す方法は解説しました。それにはCallというキーワードを使えばよかったのでしたね。
上記の1番目の部分で触れているように、まずはCallで呼び出されるプロシージャの準備をしなくてはいけません。

それでは、まず今までの解説で出来上がっている、じゃんけんゲームのコードを見てみましょう。

Sub Janken()
    Dim CPU As Long
    Randomize
    CPU = Int(Rnd * 3) + 1
    MsgBox "コンピューターの役は" & CPU & "です"
End Sub


現時点では、コンピューターの役をランダムに決めて、それをメッセージとして表示するという機能だけが、実装されています。
このサブプロシージャ『Janken』を、引数を取るように変更すると、次のようになります。

Sub Janken(PLAYER As Integer)
    Dim CPU As Long
    Randomize
    CPU = Int(Rnd * 3) + 1
    MsgBox "コンピューターの役は" & CPU & "です"
End Sub


どこが変わったかわかりますか?
処理を行うコードの部分には全く変更がありませんが、プロシージャの名前を宣言している、1行目の部分が変わっているのがわかるでしょうか?
Jankenの後ろにある括弧の中に、『PLAYER As Integer』という記述が加わっています。変数の宣言を行うときのように、『As』に続けて型を宣言していますね。そうです。これは実は変数の宣言と全く同じ理論で考えることができます。
ここで宣言されたPLAYERというのは、実体としては変数です。そしてInteger型の変数として宣言されていますので、整数を扱う変数として、サブプロシージャの中で普通に使うことができます。

ただし、変数PLAYERは、括弧の中で宣言されているので『引数』です。
ですから、このプロシージャが動作するときには、既に何らかのデータを持っていなくてはいけないのです。先の例で言えば、お使いする商品がわからないうちは、ロボットがお使いにいけないのと同じですね。そこで、このプロシージャが呼び出されたときには、既にプレイヤーの役が決まっていなくてはいけません。

そこでステップの2番目。引数を指定してプロシージャを呼び出す、の出番です。

呼び出すときに引数を指定する場合は、やはり括弧を使います。Callで変数を呼び出す際に、引数を括弧で囲んでやればいいだけです。例を挙げてみましょう。

まずは、呼び出されるプロシージャ、『Janken』のほうを、以下のように修正しておきましょう。

Sub Janken(PLAYER As Integer)
    Dim CPU As Long
    Randomize
    CPU = Int(Rnd * 3) + 1
    MsgBox "コンピューターの役は" & CPU & "です"
    MsgBox "ちなみにプレイヤーの役は" & PLAYER & "です"
End Sub


次に、呼び出す側の修正です。
フォームモジュールの、コマンドボタンのクリックイベントプロシージャで、サブプロシージャJankenを呼び出していましたね。そのコードの呼び出し部分を次のように修正しましょう。

Private Sub Com_Kaisi_Click()
    Call Janken(1)
End Sub


Jankenというプロシージャに、引数として『1』を渡すように修正しました。このコードを実行すると、ランダムに決められたコンピューターの役が表示され、その後、プレイヤーの役として、『1』が表示されるはずです。

100.gif

こうなれば成功です。
今回は、引数として『1』という決められた数字を渡しているだけですので、実行結果は毎回同じになってしまいます。
しかし、引数としてデータを渡していることが、これで証明できましたね。
ためしに引数として与えるデータを色々変えて実行してみると、違いがわかるのではないでしょうか。

ちなみに、引数を受け取る変数PLAYERは、変数の型がInteger型ですので、整数以外のデータを渡そうとするとエラーになります。注意しましょうね。


■格言

データをやり取りするには引数を活用
引数は2つのステップで実装する


だんだんゲームの骨格が出来上がってきましたね。


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