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Chapter.119 [ テキストファイル操作:CSV読み込み編 ]

■Input ステートメントとセパレータ文字

前回、テキストファイルの読み込みを取り上げました。Input ステートメントを使うことで、テキストファイルを読み込むことができるというのがわかったと思います。ただし、前回の最後にも書きましたが、ただ単に Input ステートメントを使っているだけでは、困ったケースというのが発生する場合があります。例えば、CSV ファイルを読み込む場合などがそれにあたります。

しかし CSV ファイルと言われて、すぐに想像がつきますでしょうか。ある程度、仕事などでも Excel を活用しているという人なら、一度くらいは触れたことがあるのではないでしょうか。
業務アプリケーションが、ログや、データベースの抽出結果などを CSV として吐き出し、それを Excel で読み込んで調査したり研究したりする、そんなことを日常的にやっているという人も、結構いるでしょう。CSV 形式のファイルとは、それだけ汎用性に富み、非常に扱いやすいデータ形式なのですね。

CSV 形式のファイルとは、広い意味では、単なるテキストファイルに過ぎません。よく誤解されているのですが、CSV ファイルとは、Excel の中のファイル形式のひとつではありません。たまたま、Excel が CSV ファイルの扱いに長けているというだけです。
Excel がインストールされている環境では、CSV 形式のファイルを起動する際に使用するアプリケーションとして Excel が勝手に割り当てられてしまいます。このことも誤解を招く要因のひとつでしょう。
個人的な意見を言わせてもらえば、この Excel の仕様は気に入らないです。CSV とは単なるテキストデータです。そのことを理解しにくくしている犯人は、間違いなく Excel なのです。

ま、それはさておき、CSV 形式のファイルとは、どのようなファイル形式なのでしょう。

CSV ファイルはひとつひとつのデータがカンマで区切られて記述されます。Excel では保存形式のひとつとして CSV 形式での保存がサポートされていますね。これを Excel ではなく、テキストエディタなどで開いてみると CSV ファイルというのがどういうものなのか、よくわかると思います。

691.gif

各セルに記述されたデータが、カンマで区切られた状態で出力されているのがよくわかりますね。このように、カンマで区切ってデータを記述する形式のことを、一般に CSV 形式と呼んでいます。しかしその実態は単なるテキストファイル、 Input ステートメントをうまく活用することで、こういったデータを読み込み活用することもできるはずです。

今回は、CSV の読み込みと、それにかかわる問題点やテクニックを見ていきましょう。


■まずは普通に開いてみる

CSV 形式のファイルがどのようなものかわかったところで、まずは普通に Input ステートメントを使ってファイルを読み込んでみましょう。すると、なかなか面白いことが起こります。

開く CSV ファイルの中身は、次のようになっているとします。

カンマで,区切られた,文字列
これが,CSV形式,ファイルです

1行に、カンマで区切られた文字列が3つずつ配置されている状態ですね。これを Input ステートメントで読み込んでみます。

Sub inport()

    Dim L As Long
    Dim fName As String
    Dim fString As String
    
    L = FreeFile
    fName = ThisWorkbook.Path & "\test.csv"
    
    Open fName For Input As #L
    
    Do
        Input #L, fString
        Debug.Print fString
    Loop Until EOF(L)
    
    Close #L
    
End Sub

ファイルの終端に達するまで処理を繰り返すには、EOF 関数を利用すればよかったのでしたね。上記のようなコードを実行すると、VBA のコードが実行されている Excel ファイルと同じフォルダにある、test.csv という CSV ファイルが読み込まれます。普通に考えると、Input ステートメントは1行ごとにデータを読み込んでいきますので、次のような結果になるような気がしますね。

カンマで,区切られた,文字列
これが,CSV形式,ファイルです

しかし、このコードを実際に走らせてみると、次のような結果になります。

690.gif

カンマで区切られた文字列ごとに、順番に区切られているのがわかりますね。しかも、カンマ自体は文字列として読み込まれてはいません。カンマ以外の文字列部分だけが、順番に抜き出されているのがわかります。

このことは、CSV 形式のファイルを扱う場合だけでなく、Input ステートメントを使うすべての場合に気をつけなくてはいけません。文字列が改行文字ごとに読み込まれると思い込んでいると、カンマで文字が区切られてしまい、思い通りの結果にならないケースが考えられるからです。

また、今回のコードが実行できるということは、Input ステートメントが、拡張子 txt のテキストファイルしか読み込めないわけではない、ということがわかりますね。Input ステートメントは、ファイルの種類(ファイルの拡張子)は関係なく、指定されたどのようなファイルでも読み込むことができるのです。ですから極端なことを言えば、拡張子が xls となっている Excel ファイルを無理矢理読み込んでしまうこともできるわけです。読み込まれたデータがどのような結果になるかはわかりませんが、ひとまず読み込むだけなら、できてしまうのですね。


■まとめ

さて、前回と前々回、そして今回と、ファイルの操作について取り組んできました。そして、ここまでやってきてわかったように、VBA からファイルを操作する場合には、テキストファイルであってもそれ以外のファイルであっても、拡張子には関係なく同じように開いたり読み込んだりすることができるということがわかりましたね。

同様に、ファイルの中身を操作する場合でも、拡張子には関係なく同じように操作することが可能です。ファイル操作とは、その中身がどのような内容になっているかが全てであって、見かけ上どのようになっているかは関係ないのです。見た目がテキストファイルであろうと、CSV ファイルであろうと、あるいは XLS ファイルであろうと、関係ないのです。その中身をどう扱うのか、これがプログラマーに求められる部分なのですね。

最後にここまでの内容をまとめておきます。VBA でファイル操作を行う際には、次のような点に気をつけてコードを記述しましょう。

・ファイルを開くには Open ステートメントを使う
・ファイルを閉じるには Close ステートメントを使う
・開いたファイルは最後に必ず閉じる
・ファイルに書き出すには Output ステートメントを使う
・ファイルを読み込むには Input ステートメントを使う
Input ステートメントは改行は読み込まない
Input ステートメントはカンマも読み込まない
・扱うファイルの拡張子は関係ない


ファイル操作は、ここまで扱ってきた内容よりも、さらに奥深いものです。まだまだ、解説していないテクニックがたくさんあります。今はまだ、本当に基本的な部分を解説したに過ぎません。

次回以降は、ちょっと変則的な、特殊なテクニックを解説していきます。
カンマが含まれているテキストファイルを、カンマを含んだ内容として読み込むことはできないのか。ファイルを保存する際、暗号化することはできないのかなど、ファイル操作の世界にはまだまだ面白いネタがたくさんあります。まずは今回までの内容をしっかり習得しましょう。基本があって初めて、応用がきくようになるのですからね。



■格言

Input ステートメントでは改行とカンマは読み込まれない
ファイル操作に拡張子は関係ない


改行文字とカンマは、特別扱いなのですね。

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