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Chapter.8 [ プロシージャとスコープ ]

■プロシージャについて

一向にゲームの作成について解説がないですね……。
でも焦ってはいけません。足し算や引き算ができないうちは、関数や方程式は理解できないのと同じで、基本を知らないうちに、ゲームが作れるようになることはありません。
素晴らしいゲームを作成できるようになるために、下地をしっかり固めましょう。

今回は、『プロシージャ』についてまず説明します。
「はぁ? なにそれ?」って感じですよね。まぁ簡単ですからちょっと我慢して聞いてくださいね。

『プロシージャ』は、端的にいうと、ひとつのコードのかたまりのことです。以前のChapterで、何度か小さなプログラムを載せてきましたが、あれがいわゆるプロシージャなのです。ちょっとわかりづらいですね。もう少し詳しく説明してみます。

Sub Hello()
MsgBox "Hello!"
End Sub

ちょっと懐かしいコードです。この講座の解説に初めて使った、メッセージを表示するプログラムですね。これもプロシージャです。以前のChapterの第5回目を見てもらえばわかりますが、このプログラムは『Sub(サブ)』というキーワードで始まり、『End Sub(エンドサブ)』というキーワードで終わります。このようなプログラムのことを『Sub(サブ)プロシージャ』と呼びます。つまり上のコードは、『Helloという名前のSubプロシージャ』ということになります。
プロシージャの種類は、サブプロシージャのほかに『Function(ファンクション)プロシージャ』や、『Property(プロパティ)プロシージャ』がありますが、Subプロシージャ以外は、今の段階ではまだ覚えなくともいいでしょう。

要するに、プロシージャというのは、最も小さなプログラムのかたまりのことです。Subで始まるプログラムのひとつひとつがSubプロシージャなのです。


■スコープ

変数の宣言には、型までしっかり指定して宣言したほうがいいということは、前回の解説で理解できたと思います。DimとAsで宣言するのでしたね。
前回の最後に、変数の名前をつける際に、注意すべきルールを列挙しました。
その中に、『一度使った名前は使えない(スコープによる)』というものがありました。これを説明するためには『スコープ』についても説明しなくてはなりません。説明ばかりで疲れちゃいますね……。まぁ流し読みでもいいですから、さらっといきましょう。

さて『スコープ』というと、ライフルなどの照準を表したりしますね。ここでいう変数のスコープの意味は、簡単に言うと『適用範囲』のことです。つまり変数のスコープといえば『変数の適用範囲』という意味と同じです。

変数には、その変数が有効となる範囲が決められています。
普通にDimを使って宣言した変数は、そのプロシージャ内のみで使用できます。つまり、適用範囲は『宣言したプロシージャ内のみ』ということになります。別のプロシージャからは、その変数を呼び出すことができないわけです。

Dimで宣言した変数は、スコープがそのプロシージャ内に限定されます。ということはつまり、同一プロシージャ内で、同じ名前の変数は複数宣言できないとも言えます。
これが『一度使った名前は使えない(スコープによる)』という意味なのです。Dimで宣言した変数のスコープは、宣言したプロシージャ内ですから、同じプロシージャの中(同じスコープの中)で、同じ名前の変数を複数宣言することはできないのです。

悪い例(変数名がかぶってる)↓
Sub Keisan()
Dim X As Integer
Dim X As Integer
X = 1
X = 2
MsgBox X + X
End Sub


良い例(変数名が異なる)↓
Sub Keisan()
Dim X As Integer
Dim Y As Integer
X = 1
Y = 2
MsgBox X + Y
End Sub



■スコープの範囲を変えるには

Dimで宣言した変数は、宣言したプロシージャ内でのみ使うことができます。
それでは、別のプロシージャからも呼び出せるようにするには、どうしたらいいのでしょうか。

それには、Dimではなく『Public(パブリック)』を使います。
ただし、Publicで変数を宣言する場合は、どんなところからも呼び出すことができるわけですから、プロシージャの中で宣言してはいけません。必ず、モジュールの先頭部分、つまりエディターの一番上のところで宣言しなくてはいけませんので、注意してください。プロシージャの中でPublic宣言を行うとエラーになります。

悪い例(プロシージャ内でPublicを宣言)↓
Sub Keisan()
Public X As Integer
Public Y As Integer

X = 1
Y = 2
MsgBox X + Y
End Sub


悪い例その2(モジュールの先頭以外でPublicを宣言)↓
Sub Keisan1()
X = 1
Y = 2
MsgBox X + Y
End Sub

Public X As Integer
Public Y As Integer


Sub Keisan2()
X = 3
Y = 4
MsgBox X + Y
End Sub


良い例↓
Public X As Integer
Public Y As Integer


Sub Keisan1()
X = 1
Y = 2
MsgBox X + Y
End Sub

Sub Keisan2()
X = 3
Y = 4
MsgBox X + Y
End Sub



変数を宣言するときに、Dimではなく、Publicで宣言するだけで、スコープがアプリケーション(つまりExcel)内部の全てに適用されます。
要するに、変数の宣言時にどのキーワードを使うかによって、スコープの範囲が変わるというわけです。それぞれの宣言方法には、宣言する場所などの決まりがありますので、注意してください。

DimやPublic以外にも、以下のようなキーワードが用意されています。
参考までに見ておいて下さい。(全部じゃないけど代表的なところ)
記述宣言する場所スコープの範囲
Dim
またはキーワードなし
プロシージャ先頭プロシージャ内
Privateモジュール先頭モジュール内
Publicモジュール先頭全部のプロシージャ

※補足
Dimを使用して変数を宣言する場合に、Publicの場合と同じようにモジュールの先頭で宣言すると、Privateと同じスコープを得ることができます。ただし、わかりづらくなるので、モジュールレベルのスコープが必要な場合にはPrivateを使うようにしましょう。


■どのキーワードで宣言するか

長々と書いてきましたが、基本的に変数はDimを使って、プロシージャレベルで宣言するべきです。
理由は色々ありますが、例えばPublicを使って宣言した変数は、その使用目的がハッキリしていないと逆にわかりづらい変数になります。コードのメンテナンス性を悪化させ、ダメダメプログラムのレッテルを貼られることになってしまいます。スコープが全部から参照可能になってしまうわけですから、1箇所で不備があった場合に、全体に影響が及ぶ可能性も出てきてしまいますからね。
特に、コーディングに不慣れなうちは、原則Dimを使ってプロシージャレベルの宣言を行うほうが無難です。あとで、なんに使う変数かわかりやすいという利点もあります。


■格言

プロシージャはプログラムの最小単位
変数はスコープと呼ばれる適用範囲を持つ
変数は宣言方法によってスコープが変化する


とりあえず変数の宣言はDimに統一しておきましょうね。


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