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Chapter.7 [ 変数の型と宣言 ]

■変数の型を宅急便に例えてみる

宅急便の業者は、様々なモノが入った箱を、目的に合わせて運んでくれます。箱の中身は『重たい家具』だったり、『食べ物』だったり、『ガラスの食器』だったり、色々ですね。宅急便の業者はそれぞれに適切な運送方法を選んで配達します。
もし、箱の中身が『重たい家具』だとすれば、大きなトラックを使って、力の強いドライバーを採用するでしょう。
『食べ物』だとすると、生ものが入っていてもいいように、冷蔵車などで鮮度を保って運ばなければいけません。
『ガラスの食器』には、取り扱い注意とか、割れ物注意とか、注意を促すラベルを貼り付けて慎重に扱うようにするでしょう。
もし、こういったことに手を抜いたり、簡略化したりすれば、配送先のお客に迷惑をかけるかもしれません。

変数の型も、同じように考えることができます。
変数の中身が何なのかを、あらかじめ宣言しておき明確にすることで、様々なトラブルを未然に防ぐことができます。変数に数字が入ることが確実なら、数字を扱う変数であることを明確にしておいたほうが、エラーなどが起こる可能性を低くできます。それに、プログラムを書いている本人にとっても、変数の役割が非常にわかりやすくなるのです。
パソコンが実際に処理を行うときにも、あらかじめデータの種類を指定しておいたほうが、無駄が省ける分実行速度が速くなります。

これらのことを踏まえると、変数の型を宣言しておくことの利点がわかると思います。逆に言えば、キチンと型を宣言していない変数を使うことで、わかりにくく実行速度の遅いプログラムができあがります。ゲームを作成する場合に限らず、実行速度の遅いプログラムはストレスになりますので、やはり適切な変数の型を宣言し、パフォーマンスの向上を図るべきでしょう。


■変数(の型)を宣言する

Sub Menseki()
a = 正方形の一辺の長さ
b = a * a
MsgBox b
End Sub

上のコードは、前回解説に使ったコードです。正方形の面積を求めるプログラムを表したものでしたね。このプログラムでは、変数を2つ使っています。これについてはもう説明しなくてもわかりますね。『a』と『b』の2つが変数です。
このケースでは、どちらの変数も、数字を扱うものだということが前提ですね。そこで、これらの変数を『整数型』という型で宣言してみましょう。

一般的な変数を宣言するときは『Dim』を使います。

Sub Menseki_2()
Dim a
Dim b
a = 正方形の一辺の長さ
b = a * a
MsgBox b
End Sub

これで、2つの変数が宣言されました。
でもこのコードは不完全ですね。どこが不完全だかわかりますか?
『Dim』というのは、あくまでも『これは変数です』ということを宣言しているにすぎません。ですから上で書いたコードでは、『a』と『b』が変数であることまでは宣言できていますが、数字を扱う変数であるかどうかは定義されていないのです。要するに型が宣言されていないわけです。

そこで、数字を扱う型であることを宣言するために、『As』を使って、次のように書き加えます。

Sub Menseki_3()
Dim a As Integer
Dim b As Integer
a = 正方形の一辺の長さ
b = a * a
MsgBox b
End Sub

『Dim』と『As』、この2つのキーワードを両方使うことで、初めて変数の型を宣言することができます。上のコードでは、『aとbは整数型(Integer型)の変数です』と宣言しています。


■変数を宣言するもうひとつの理由

さて、変数の宣言の仕方は理解できたでしょうか?
変数は非常に便利な仕組みであると同時に、プログラミングには欠かせない要素のひとつです。変数を知らずして、ゲームを作り上げることは不可能です。

『Dim』と『As』を使って変数を宣言すると、どのような利点があるかは先に説明しましたね。でも、何でもかんでも変数として宣言できるわけではありません。
例を出して考えてみましょう。

例えば文字を扱う変数を宣言したいとします。
文字を扱う変数の型は『文字列型(String型)』ですので、宣言する場合は次のようになります。

Dim 変数の名前 As String

『変数の名前』は、好きに決めることができます。ローマ字読みで『Moji』とか、型の頭文字をとって『STR』とか、自分がわかりやすい名前をつけるのがいいでしょう。あとでこの変数なんだっけ? なんてことにならないように、直感的に理解しやすい名前をつけるべきです。
ただし、ここで注意点がひとつあります。
あらかじめ命令文などとして定義されているキーワードは、変数の名前に使用できません。これは大文字と小文字の違いは関係なく判断されます。それと、大概の記号も使えません。
例えば次のような変数は宣言できません。

Dim Sub …… VBAで定義されているキーワードなので ×
Dim SUB …… 全部大文字にしたってダメです ×
Dim sub …… 全部小文字だからってやっぱりNG ×
Dim --- …… ハイフンなどの記号は使えない ×
Dim ? ? …… スペースをいれるのもダメ ×

逆に、次のような変数名は使えます。

Dim Sab …… キーワードとかぶってないからOK
Dim S_B …… 記号で使えるのはアンダースコア(コレ⇒_)だけ
Dim aaa …… 安易かどうかは関係ない(わかりずらいから非推奨)
Dim あああ …… 一応日本語も使える(個人的には非推奨)


まとめてみます。

キーワードと同じ名前は使えない
大文字と小文字は区別されない
記号は原則使えない
使える記号はアンダースコアのみ
全角の日本語も一応使える
最大でも半角255文字分まで
一度使った変数名は使えない(スコープによる)
これらのルールを守っていれば原則なんでもよい


変数を全角の日本語で宣言することは、一応可能ですが、個人的には推奨しません。理由としては、一般的ではないので他人のコードが読めなくなる可能性があることや、いちいち入力モードを切り替える必要が出てくること、などがあります。偉大な先人の中には、あえて変数を日本語で宣言することを推奨している方もいらっしゃいます。ですので、変数の日本語宣言は、あくまでも個人的に非推奨だということにしておきます。

変数の名前で重要なことは、第一にわかりやすいことです。自分にとって、最もわかりやすい法則で命名するのが一番いいでしょう。ちなみに、上に挙げたルールの中で『一度使った変数名は使えない(スコープによる)』というのがありますが、スコープについては次回説明したいと思います。結構長くなっちゃうと思うので。理屈はそんなに難しくないですけどね。


■格言

変数を使うなら必ず宣言すること
宣言には『Dim』と『As』を使う
わかりやすさを第一に名前をつけよう


大きなプログラムになるほど変数の名前は重要ですよ


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