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Chapter.87 [ タイピングゲーム2:キー入力検知 ]

■イベントを活用する

タイピングゲームを作成するには、絶対にキー入力の検知を行うことが必要です。
前回の講座内で書いたように、今回作成するタイピングゲームでは、KeyDown イベントを利用したキー入力の検知を行います。まずは、そちらの仕組みから実装を目指しましょう。

さて、それでは KeyDown イベントの検知に、最低限必要な環境を整えます。

VBE で新しいユーザーフォームを作成し、コマンドボタンをひとつ配置します。この時点では、配置する場所やボタンの大きさなど、それほど気にしなくても大丈夫です。とりあえずなんでもいいですからコマンドボタンを配置してみてください。

490.gif

うまく配置できましたか?

コマンドボタンの配置が済んだら、フォームモジュールを開きます。フォームモジュールを開くには、プロジェクトエクスプローラのユーザーフォーム部分を右クリックして、『コードの表示』を選択すればOKです。

491.gif

フォームモジュールが表示できたら、オブジェクトボックスをクリックして、先ほど追加したコマンドボタンを選択してみてください。

492.gif

コマンドボタンを選択すると、自動的に次の画像のような感じになると思います。

493.gif

ここでちょっと不思議なことが起こりましたね。
コマンドボタンを選択すると、自動的にクリックイベントプロシージャが挿入されてしまいました。

これは、どのようなコントロールでも起こる現象です。このとき、自動的に挿入されるのはコントロールの既定のイベントです。コマンドボタンはクリックイベントが既定のイベントなのですね。
例えばテキストボックスなどでは、Change イベント(チェンジイベント)が既定のイベントです。コントロールごとに既定のイベントは違いますが、自動的に既定のイベントのプロシージャが挿入されるようになっているのです。

ここで、自動的に挿入されたプロシージャは、絶対に使わなければならないわけではありません。しかし、ここでコードの部分を消してしまうと、同じことの繰り返しになってしまいますので、とりあえずこのままの状態で、必要なイベントプロシージャを追加します。

イベントプロシージャを追加するには、プロシージャボックスを使います。
プロシージャボックスをクリックして開き、その中から『 KeyDown 』イベントを選びましょう。

494.gif

これで、目的の KeyDown イベントが挿入されたはずです。ここまでくれば、先ほど自動的に挿入されてしまったクリックイベントは消してしまっても大丈夫です。

これで KeyDown イベントプロシージャが準備できましたね。


■ KeyDown イベントの仕組み

Private Sub CommandButton1_KeyDown(ByVal KeyCode As MSForms.ReturnInteger, ByVal Shift As Integer)

End Sub

さて、ちょっと長いコードですが、これが KeyDown イベントの雛形です。通常のプロシージャと同じように、プロシージャ名と引数、そして End Sub の記述がありますね。

このプロシージャが記述されている場合には、コマンドボタンにフォーカスがあるときにキーボードのキーが押されると、自動的に KeyDown イベントとして実行されます。
このとき、引数の部分にある『 KeyCode 』と、『 Shift 』には、あらかじめ何かしらのデータがセットされた状態になっています。

KeyCode には、どのキーが押されたかという情報が整数で入っています。

そして、Shift には、そのときに Shift キーや Ctrl キー、Alt キーが押されていたかどうかを表す整数が入っています。

これらのふたつの引数を調べることで、そのときのキー入力の状態を知ることができます。タイピングゲームの処理の中では、この情報を調べながら処理することで、ユーザーがどのキーを押したのかを知ることができるわけです。

KeyCode には、整数が入っています。しかし、数字のままでは処理しにくいので、これをアルファベットに変換してから処理します。
このときアルファベットへの変換を行うことができるのが、Chr 関数です。

Chr 関数に、KeyDown イベントの引数である KeyCode を渡すと、そのときなんのキーが押されたのかアルファベットで得ることができます。

Private Sub CommandButton1_KeyDown(ByVal KeyCode As MSForms.ReturnInteger, ByVal Shift As Integer)

    MsgBox Chr(KeyCode)
    
End Sub

このコードを記述した状態で、ユーザーフォームを実行し、何らかのキーを押してみます。すると、押されたキーに対応したアルファベットが表示されます。

補足コラム:フォーカス

フォーカスという言葉があります。フォーカスとは、今現在どのコントロールがアクティブなのかを表すもので、フォーカスを持つ、などと使います。
ユーザーフォームが起動すると、普通はユーザーフォーム自体がフォーカスを持ちます。ただし、ユーザーフォーム上にフォーカスを持つことができるコントロールが配置されている場合には、優先順位の高いコントロールが自動的にフォーカスを持ちます。

コントロールの優先順位は、TabIndex プロパティによって決まります。TabIndex プロパティが 0 のコントロールが最も優先順位の高いコントロールになります。複数のコントロールが存在する場合には、この TabIndex プロパティに設定されている順番で優先順位が変わります。ユーザーフォームを起動して、キーボードの Tab キーを押すと、TabIndex プロパティによって決められた順位で、順番にフォーカスが移っていきます。

今回の場合は、ユーザーフォームにコマンドボタンがひとつだけ配置されている状態です。ですから、ユーザーフォームを起動しただけで自動的にコマンドボタンにフォーカスが移ったわけです。



■まとめ

今回の講座では、キーの入力をしっかり拾うことが目的です。

KeyDown イベントを理解し、引数 KeyCode からアルファベットを取得できれば合格です。

ここで得られたアルファベットを使って、タイピングが正しく行われているかどうか、これを判断できればタイピングゲームはほとんど完成したも同じです。

しっかりとキーの入力を取得する仕組みを理解しておきましょう。



■格言

KeyDown イベントを理解する
KeyCode からアルファベットを取得する


ちょっと難しい仕組みですが、がんばってください。


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