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Chapter.85 [ 文字列操作② ]

■文字列を調査する

前回は、文字列操作三兄弟と題して、Left・Right・Mid のみっつの関数を解説しました。このみっつを理解しているだけでも、それなりのことができてしまうほど大事な関数です。

さて、今回はさらに文字列について突っ込んで考えてみます。

タイピングゲーム作成をスムーズに行うためにも、基礎をしっかり習得しておきましょう。今回の内容はゲームに限らず、様々な場面で文字列を扱う際に役立ちます。がんばってください。


さて、まず紹介したいのが『 InStr 関数 』です。

InStr 関数:

構文
    InStr([start, ]string1, string2[, compare])
説明
    第一引数、start に、検索開始位置を指定
    第二引数、string1 に、検索対象となる文字列を指定
    第三引数、string2 に、検索する文字列
    第四引数、compare に、比較モードを指定

ちょっと引数が多いですが、第一引数と第四引数は、適宜省略してもいいことになっています。基本的には第二引数と、第三引数が指定できれば、ちゃんと動作してくれます。

それでは、細かく解説しましょう。

InStr 関数は、『文字列Aに文字列Bが含まれているか調べる』という機能がある関数です。正確には、文字列Aの中の、どの位置に文字列Bがあるのかを数値で教えてくれます。
文字列Bが見つからなかった場合には、0 を返してきます。見つかったときは、文字列Bが何文字目で見つかったかを返してくれます。

例えば、『 ExcelVBA 』という文字列の中に『 VBA 』という文字列が含まれているかどうか、それを調べる場合には次のようにします。

MsgBox InStr("ExcelVBA", "VBA")

このようなコードが実行されると、メッセージには『 6 』という表示が出ます。VBA という文字列が見つかったのは 6 文字目ですよ、と教えてくれるわけです。ちなみに上記の場合、第一引数と第四引数が省略されています。

この関数は、先ほども書いたように、見つからなかった場合は 0 を返してきます。これを利用すると、文字列Aの中に文字列Bが含まれているのかどうか簡単に調べることができるのです。

Sub InStr_Test()

    Dim S As String
    Dim L As Long
    
    S = "weoivasdlkvanlkaiewvbajlkfnsd"
    
    L = InStr(S, "vba")
    
    If L > 0 Then
        MsgBox "vbaが含まれています"
    Else
        MsgBox "vbaは含まれていません"
    End If
    
End Sub

一見すると、文字列が含まれているのかどうか定かではありませんね……。でも、一発で調べてくれます。InStr 関数が返してくる数値を変数 L に確保します。そして変数 L に入っている数値が 0 より大きな数値だった場合には、少なくとも変数 S には vba という文字列が含まれていることになります。


■文字列を変換する

さて、今まで様々な文字列に関するテクニックを見てきましたが、今から紹介する関数がタイピングゲーム作成には一番重要になります。

その関数は『 StrConv 関数 』といいます。

この関数は、そのものズバリ『文字列の変換』を行ってくれる関数で、非常にたくさんの変換を簡単に行うことが可能です。ここで言う変換とは、例えば、『小文字のアルファベットを大文字に変換』であったり『半角文字を全角に変換』であったり『ひらがなをカタカナに変換』であったり、とにかく多彩です。

しかも、矛盾していない限り、変換を同時に組み合わせて指定することもできます。
大文字変換+半角変換、とか、簡単にできちゃいます。

まずは、構文を見てみましょう。

StrConv 関数:

構文
    StrConv(string, conversion[, LCID])
説明
    第一引数、string に、変換する文字列を指定
    第二引数、conversion に、変換方式を指定
    第三引数、LCID に、国別情報識別子を指定

さて、今回はみっつの引数があります。

第一引数には、変換の対象となる文字列を指定します。ここで指定された文字列を変換した結果が、関数の戻り値として返ります。

第二引数には、変換方式を指定します。
変換方式にはたくさんの種類があるので、ちょっと覚えるのは大変です。ヘルプなどを見ると詳細がわかりますので、どんな変換をしたいかによって、適宜調べるようにするといいでしょう。

ちなみに、以下が全ての変換方式の一覧です。

定数意味
vbUpperCase1大文字に変換
vbLowerCase2小文字に変換
vbProperCase3アルファベットの先頭だけを大文字に変換
vbWide4全角文字に変換
vbNarrow8半角文字に変換
vbKatakana16カタカナに変換
vbHiragana32ひらがなに変換
vbUnicode64Unicodeに変換
vbFromUnicode128Unicodeから既定の文字コードへ変換

これらは、全て Visual Basic の組み込み定数です。この定数を使って、StrConv 関数に変換方式を設定することができます。

先ほども書いたように、矛盾していない限り、複数の定数を組み合わせて使うこともできます。複数の定数を組み合わせたい場合には『 Or ステートメント 』を使って定数を連結します。

例えば、次に示すコードでは、『小文字から大文字へ』と、『半角から全角へ』の合体技を行います。

Sub StrConv_Test()

    Dim S As String
    Dim ConvS As String
    
    S = "abc"
    
    ConvS = StrConv(S, vbUpperCase Or vbWide)
    
    MsgBox ConvS
    
End Sub

vbUpperCase は、アルファベットを大文字に変換するように指定する定数です。そして、そこに連結している vbWide は、半角文字を全角文字に変換する定数ですね。

このふたつの定数を連結指定することによって、半角小文字だった『 abc 』が、全角大文字の『 ABC 』に変換されます。

う~ん、便利です。

ちなみに第三引数は、省略してもいいことになっています。そして、指定することは普通はありません。説明すると長くなってしまうので、特に気にせず省略してしまって大丈夫です。


■まとめ

さて、どうでしたか? 文字列を調査したり変換したり、色々なことが出てきましたね。覚えるのがちょっと大変な面もありますが、定数などは適宜調べればいいことですから、この場で全てを無理に覚える必要はありません。

今回紹介した StrConv 関数は、タイピングゲームの作成には欠かせない関数です。これはなぜでしょうか。

タイピングゲームでは、当然キーの入力を調べなければいけません。しかし、CapsLockの状態などによっては、全てが大文字になってしまうケースや、逆に全てが小文字になってしまうケースなどが考えられます。
何のキーが押されたか調べる際に、いちいち両方の場合を想定して2回チェックするというのは非効率ですよね。しかし事前に StrConv 関数で文字列を変換しておけば、特定のルールにのっとったチェックを行うことができるのです。


次回からは、実際にタイピングゲームを作成しながら進めていきます。文字列に関する基礎知識、しっかり身につけておきましょう。



■格言

InStr関数で文字列調査
StrConv関数で文字列変換


業務システムでも活躍する機会がありそうな関数ですね。



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